現代ニッポンにおける“貧困”とは何か。
・貧困率を正しく理解しよう。
数年前、貧困に喘ぐ母子家庭の学生にスポットを当てたドキュメンタリー番組が放映されました。
放送後、ネットでは、
貧困貧困言いながらスマホ持っとるやんけ!
貧しい家のくせにテレビあるやん!
などと的外れな批判が相次ぎました。
・絶対的貧困と相対的貧困
衣食住にも困るような状態が前者。
一方、社会全体から見て相対的に貧困状態なのが後者であって、当然ながら本邦では後者の率が増加していることを貧困者が多いと表現しています。
ですので、上記のような批判は、新興国や途上国などで見られるような絶対的貧困を指して批判しているため、そもそも的外れなのです。
また、貧困率とは、ざっくり言うと、
可処分所得が中央値の半分未満しかない人の割合のこと。
のことを言います。
(2015年のデータでは、年間122万未満らしいです。)
全体値では15.6%ながら、ひとり親世帯になると、なんと
50.8%!!
私もかつては、
「新聞もテレビも貧困貧困言うけど、そんなヤバそうな人あんまりいないよね。」
などと、たわけたことをぬかしていましたが、統計上増えているし、相対的貧困の特性上、目に見える形で顕在化することがなかなかないため、分からなかっただけでした。
目に見えてわかるのは絶対的貧困の方ですからね。
そんな世帯こそ、コツコツと資産形成する必要があると言えるでしょう。(話題無理やり変える)
ただ、積立NISA口座の“開設”数が全国民の数%に過ぎないこと(開設数であって、稼働率ではない。)を鑑みるとなかなか難しいところだと思います。
今日は、このあたりで。
あざした。