改善のための"気づき"
気づき→改善→標準化
職場を昨日より1ミリでもよくしようと思えば改善し続けなくてはならない訳ですが、
改善が必要な部分にそもそも気付くことができてない説ありますよね。
結局のところ、
気づくことに関しては、新人職員の方が圧倒的に能力が高い。
これ間違いないです。
組織に入って10年目ともなると、不自由や不合理を無意識の内に内面化してしまい、
それらの存在に気づけず、"当たり前"の景色の一部になってしまっています。
新人(おおむね3年目未満。以下同じ。)の職員はまだ組織の論理も染み付いておらず、いい意味で真っ白なので、おそらく気づいているのではないかと思われます。
なぜ、"思われる"なのか?
新人が、組織の不合理、不自由な部分を上司に言うことはない
からです。
入っていきなりベラベラ言うてるひとは僕は見たことありませんし、そんな方はうちの職場にはそもそも来ません。(いろんな意味で)
新人職員のもともとの性格的要素と、職業上、かなりの関係性を作っておかないとこれはさすがに厳しいかと思います。
なので、やっぱり、自分で気づいて動く方が早い。
部下に改善のタネを見つけてもらうよりも、自分自身の眼で見つけ、動く方が無駄な動きがありません。
自分のココロを解き放て
組織論理に染まり、内面化してスルーしてた課題を見つけるためには、結局のところ、地道に気づき続けるしかないのではないかとの結論に至りました。
僕自身、まだ試行錯誤の段階ですが、
シンプルに、
おかしなところはおかしい。
これってよくよく考えると不便じゃね?
って思ったら、無意識の自分がスルーする前に、メモを取るというとてもアナログな方法を実践しています。
これを繰り返していくと、"新人の目"の能力をゲットできるのではないかと淡い期待を抱いております。
改善の目的は"標準化"である。
今回、僕の最も言いたいことはこれです。
誰でも、そこそこのスピードで処理できることを増やすことが、組織全体の生産性アップに直結すると思っていますので、専門性の深い業務以外は、どんどん標準化すべきと考えています。
標準化を阻む、面倒臭さとカッコつけ
これ、マニュアル化したら楽になりません?
これ、フォルダきちんと分けません?
これ、動線を考えたレイアウトにして、わかりやすいように大きな表示にしません?
提案するのですが、やはり何人かは嫌な顔します。
究極のところ、賛成が多ければ、反対意見は放っておくことにしています(笑)
反対の理由はわかっています。
不便だとわかっていても、新しいことしたくないから反発する。
そんなもの作らなんでも誰でもわかるやろーとか思って、マニュアルや大きな表示などを作ることがカッコ悪い的な考えが出て、反発する。
そんなところでしょうか。
でもね、思うんです。
ヒューマンエラーやヒヤリハットは常に"できて当たり前だろ!"の中に潜んでいる。
まさかミスなんて起こらんやろ。というような単純作業、ルーティン業務でミスは起こっているのです。
僕は、こんなくだらないミスで仕事が遅れるのが嫌なので、(自分も含め)ミスの発生源を絶ちたいだけなのです。
人間ですからね。そりゃミスしますよ。
でも、減らす努力を怠って、何も動かないオッサンにはなりたくない。
とはいえ、近い将来ルーティン業務はAIがやってくれる可能性が高いので、そーなったらなったで、また違う働き方にシフトすればいいのです。
今のとこ、そんなふうに思っています。
これ、オススメです。
あざした。