株主優待断固反対!
株主優待は必要ない!
2000万問題などで「資産形成しなきゃ」と思い、株でも買おうかと思った方がいるとします。
おそらくそういった方の殆どは日本株から始めるでしょうし、その先には優待銘柄の選定という作業を嬉々として行う…
そんな方が多いのではないでしょうか。
ネット証券でも優待銘柄検索ができますし、テレビでは優待名人が自転車で都内を爆走して優待券を使う様子が放送されたりしています。
優待にかかるコスト、考えたことありますか?
優待は日本独特の制度です。
株式投資人口が少ないこの国において、一般投資家が興味を持つように制度設計された結果がおそらくこれです。
ですが、シンプルに考えて、優待券もらうくらいなら、その額面分配当金もらった方が良くないですか?
優待券を発行するコストや郵送にかかるコストはどこから出ているのでしょう。
もちろん企業からですよね。
もっと言えば企業の売上から出ています。
優待にかかるコストは当然ながらトータルリターンを引き下げる方向に働きますから我々にとってはオトクでも何でもありません。
ひどい企業なんかは配当性向がかなり高い水準で配当を実施しています。
結果、どこぞのレストランチェーンのように優待は大幅改悪されて優待乞食がフルボッコにされたりします。
優待が一見良さそうに見えても株価が下がってしまっては本末転倒です。
日本企業の場合、簡単に減配、優待改悪します。
大切なのは企業の持続可能性です。
そこを抜きにして優待がいいからという理由で盲目的に投資することは市場の養分となるだけです。
そりゃ私も惹かれない訳ではないです。
イオン株買ってオーナーズカードゲットして家族でイオンラウンジ入ってドヤりたいし、「優待券あるからすかいらーくでメシ食おうや」などと家族にドヤりたいし、子供服も「優待券持ってるからあそこで買おうや」などと家族にドヤりたいのですww
ですが、投資行為は資産の最大化を目指す行動である以上、
感情よりもリターンを優先させるべきです。
感情を抑え、機械的に投資をし続けることって実は難しいことだと思います。
私の場合、歳をとって、投資を終わりにするまでこの感情とは戦い続けることになるでしょう。
あざした。