内省する時間をつくろう
最近なかなか時間が取れないので、自分の尻を叩く意味でも、内省することの有益さをつらつら書きます。
内省=自分の頭で考える
ということ。
人間の普段の行動様式って、しっかり考えてみると、無意識のうちに非合理的なやり方でやっている。とか、外部要因に影響を受けている。なんてことがままあるんですよね。
惰性でやってるルーティン業務なんかその典型ですね。
本人が納得できる明確な理由をもってその行為をしてるならよいのですが、
ただなんとなく。とか、
周りもやってる。
などが理由ならそこには改善すべき点が埋まっている可能性があります。
どんなつまらない仕事でも、というかむしろ、つまらない仕事であればあるほど、何も考えずなんとなくやるのではなく、
なぜ、これをやらなければならないのか、どうすれば早く、ラクにできるか
を考えながらやることが大切だと思っています。
そのための"考えるクセをつける"ことを自分にインストールするための手段としての"内省"。
これは業務だけの話ではなく、
自分の将来設計、進むべき道、自分が本当に心からワクワクすることは何か?
など、自分の中での暫定的な答え(指針)を持つことにより、
地図のない道を暗闇の中、歩き続けるという苦しみから解放されます。
内省するために、孤独であれ。
僕は孤立は嫌いですが、孤独は好きです。
共働きの両親のもとで育ち、年の離れた(8つ下)妹がいます。
小学校入学とともに田舎の実家に戻り、同級生の男子は僕含め6人。
仲はめっちゃよかったけれど、割と一人の時間が多かったんです。
夏休みなんか家でひとりか、おかんの実家に預けられてました。(祖父一人、農作業で忙しい。)
さらに、あまりおもちゃも買ってもらえなかった(笑)
そんな生活だったので、とにかく暇でした。
何をすればよいのかわからず、よく親に「僕は今日何して過ごせばええん?」って聞いておりました。(今思えば少し変わった子)
そしてある時から、(おもちゃも遊び道具もない中で)どうやったら楽しく過ごせるかを考えるようになりました。
いかに気づかれずに近所の庭に忍び込むかとか、一人探検隊を結成して山にキジ(オスがキレイ)を探しに行ったりとか、頭の中で同級生の家までのルートを想像してみたり…
今考えるとほんとしょーもないようなことをまじめにやってました。
あと、僕が住んでいた地区は、高校2年の頃までフジテレビ、テレビ東京、テレビ朝日が見れませんでした。
なので、ドラゴンボールも、スラムダンクも、幽☆遊☆白書も、アラレちゃんも見れません。(ドラゴンボールとスラムダンクは大学行ってからTSUTAYAで借りた(涙))
おかんの実家は映るんです!!
そこに泊まりに行った時に見て、翌週からどうなるんだろうと想像して楽しんでました。
このように、常に飢えてました。
ないものはないので、想像で補うしかないんですね。
そして、年が上がるごとに、自分自身について考え、悩むことになります。
でも、この頃の経験は、今になってムダじゃなかったなと思えます。
内容はどうあれ、考えるクセがついたことは事実。
そして現在…
昔より考える時間は減ったけど、少ない中でも内省する時間を取らなければ、と思えている。
そして、考える。
自分のこと、家族のこと、仕事のこと、趣味のこと…
自分で考える体力は、年をとっても失いたくない。
誰々がこう言うてるから、昔からこう決まっているから、なんとなくやってるから。の呪縛から逃れるためには、自ら考え、進むしかないと思っています。
幸い職場の先輩に考える力がハンパない方がおられるので、その方を追い越すつもりで、全力で走り続けたいと思っています。
考える"打席"に立ち続けて、"打率"を上げる。
そこから、大きな変化が生まれるかもしれません。
この本、オススメします。
あざした。